群馬県でおすすめ日帰り山歩き、展望とスリルの『子持山・獅子岩』コースタイム5時間
2022年3月 群馬県の子持山(こもちやま)に山歩きに行った登山記録です。
ゴツゴツとした岩場の急斜面やハイキング気分の尾根歩きなど、多彩に満ちた山歩きを楽しめました。今回は初心者パートナーはお休みなのでソロ活動です。
登山概要
子持山は群馬県渋川市の北にある独立峰で、標高は1,296m群馬百名山にも選定されています。
山頂からの眺望は樹木にさえぎられる部分が多いのですが、途中にある獅子岩(ししいわ)から望む関東平野は素晴らしいものがあります。
高さ100mある獅子岩の絶壁は、ロッククライミングでも人気のスポットとなっています。
駐車場(無料) 5号橋登山口駐車場15台、6号橋5台、7号橋10台程度駐車可能
登山ルート 6号橋登山口→獅子岩→子持山→浅間山→5号橋駐車場
所要時間 約4時間半(周回)
トイレ 無し
子持山については渋川市のホームページでも詳しく紹介されています。
登山記録
駐車場から登山道へ
当日朝は曇り空、雨が降らないことを祈りつつ車を走らせ登山口を目指します。
国道17号線を沼田方面へと進み、子持入口の信号を左折。
子持神社の鳥居をくぐると道幅は徐々に狭くなり、枯れ枝や落石が散らばっている道を慎重に進んでいきます。
5号橋の駐車場へ着くと、すでに登山者であろう車が1台だけ停まっていました。
車を停めて出発準備をします、入山カードとポストが用意されていたので必要事項を記入し投函、そして歩き出します。
舗装路を6号橋まで進み、山の中へと入っていきます。
子持神社鳥居をくぐり林道を車で進んでいきます。
5号橋駐車場(15台くらいは停められそうです)
岩の急斜面と獅子岩
杉林の急斜面を一気に尾根まで登り上げます。
ここからは崩れやすそうな岩場の尾根道が始まり、歩行には十分注意が必要です。
獅子岩を左前方に見ながら進んでいくと、絶壁に張り付きクライミングをしている人の姿が見えます。
獅子岩分岐から、道はさらに険しくなり、やがて獅子岩の肩へ。
ここから鉄梯子と鎖を使い、獅子岩頂上へと登ります。
獅子岩へ登頂! 絶壁の頂上は囲いなども無く怖い!
しかしその眺望は曇り空にも関わらず超絶素晴らしいです。
感動と恐怖の入り混じるなか写真を撮り、少し休憩します。
岩の尾根歩きで子持山山頂へ
獅子岩での眺めを堪能した後、本日のメイン子持山の山頂へと歩きだします。
獅子岩肩の分岐まで戻りここから、岩場の急斜面のアップダウン!
その後はなだらかな尾根歩きで小ピーク越えていきます。
最初の小ピークから振り返ると、さっき登った獅子岩の頂上と切り立った崖上全貌が良く見えます。
柳木ケ峯を過ぎるまた険しい岩登りがありますが、ここはロープつたいに難なく登ることができます。
ここを上るとすぐに子持山山頂に到着!
山頂には「十二山神」石碑と一等三角点がありここで記念撮影と持ってきたおにぎりを食べながら少し休憩します。
大タルミから浅間山(せんげんやま)山頂
山頂を出発して次のピーク浅間山を目指します。
柳木ケ峯まで戻りここから南の大タルミまで下っていきます。
岩場ではないですが、ここも急斜面の枯葉道を直線的に下っていくのでスリップ注意!
この日は下から7~8人の団体が登ってくるのが見えていたので、落石にも十分注意をしながらゆっくりと下っていきます。
大タルミを過ぎ牛十二(うしじゅうに)というユーモラスな祠がある場所があります。
ここを通過し、やせ尾根を進むと浅間山に到着です。
炭釜を通り下山
浅間山山頂到着後は、車を停めた駐車場へ向けて下山します。
駐車場までは尾根道を1時間程下るルートです。
途中、炭釜と呼ばれる分岐の付近で少し寄り道。
凡字の書かれた大きな石碑があったので、写真をとります。
詳しくはわかりませんが、胎蔵界大日如来という物のようです。
さらに尾根を下りながら東北方向を眺めると。今日歩いてきた獅子岩や子持山がよくみえました。
朝の駐車場に着き本日の山歩き終了です・
歩き終わって
今回の山歩きは、急斜面の林や岩場、絶景と恐怖の獅子岩や岩脈など、見所満載で期待通りに楽しめました。
急斜面の岩場が多い割に鎖等の設置は少なく、三点指示でしっかり登らないと危ないところもありました。
落石等の危険個所もあり、ヘルメットを用意していた方が安全だと思います。
行動時間 4時間34分 歩行距離6.4km 標高差上り856m・下り856m