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山歩き

初心者におすすめの日帰り登山コース、埼玉県『武甲山』(コースタイム約5時間)

初心者におすすめの日帰り登山コース、埼玉県『武甲山』(コースタイム約5時間)

登山概要

2022年3月 埼玉県の武甲山(ぶこうさん)へ山歩きに行った登山記録です。

登山口までのアクセス登山ルートの様子などを記事にしてありますので、山歩きの参考にしてみてください。

武甲山は埼玉県横瀬町にあり標高1,304m、人エ的に作られた『ピラミッド』のようにも見えるその景観は、カッコイイ山として登山者以外にも人気の高い山となっています。

北面の山肌では今も石灰岩の採掘が進み、山の形を少しずつ変えています。

又、山頂展望台からの眺めも人気が高く、秩父の街並みや山々を一望することができます。

頂上には武甲山御嶽神社が鎮座され、四季を通じてお参りやハイキングに訪れる人が多い山となっています。

 

武甲山について詳しくは『武甲山資料館』のホームページにて

  1. 駐 車 場 
    一ノ鳥居登山口駐車場(無料)
  2. 登山ルート 
    一ノ鳥居登山口→大杉の広場→武甲山山頂→シラジクボ→一ノ鳥居駐車場
  3. 所要 時間 
    周回ルート4時間
  4. ト イ レ 
    一ノ鳥居駐車場にあり(無料)

 

国土地理院地図を加工

 

登山記録

プラント工場を見ながら

西部秩父線横瀬駅から徒歩で約1時間半程度の一ノ鳥居登山口、駅から歩いて登山口へ向かうたくさんの人を追い越しながら車で駐車場に向かいます。

先日のリサーチで登山口の駐車場は現在工事中
、駐車は限定的との情報があったので、登山口より2k程下ったところにある、路肩の駐車場(無料)に車を停めることにしました。

20台ほど停められスペースには、登山者の物と思われる車が4台ほど。
ここで、登山靴に履き替え歩き初めます。

登山口までは武甲山から採掘している石灰岩のプラント工場が両側に連なり、ガシャガシャと岩が粉砕される音を聞きながら、30分ほど進みます。

そんな中、工場横には登山者の利用も可能なトイレの設置もあり、観光のことも考えていただいている工場には、あたたかい気持ちを感じました。


トイレ利用させていただきました。ありがとうございました。

延命水と一ノ鳥居登山口

プラント工場を通りすぎると、静かな林道へ入っていきます。

道横に『延命水』と書かれている湧き水場所がありました、冷たい水が出ていたので飲んでみると、無味無臭のおいしい天然水でした。

その後の調べで、ここは生川(うぶかわ)の延命水というミネラル分豊富な湧き水で、水汲みに訪れる人も多いいということがわかりました。
『生川の延命水』 詳しくはこちらのサイトで紹介されています。

湧き水で力をつけた後、少し進むと登山口に到着です。
登山口には『武甲山御嶽神社の一ノ鳥居』と両側には『狛犬』が置かれていました。
鳥居をくぐると建築中のトイレが目に入ります。大きなトイレが完成間近でした。

延命水
武甲山御嶽神社一ノ鳥居
トイレ(建設中)
この時建築中のトイレは2022年4月に完成しています。

不動滝と大杉の広場

一ノ鳥居登山口からは一面の杉林となっていて、景色が見える場所は一切ありません
整備された登山道をもくもくと歩き続けると、水の流れる音が聞こえてきます。
不動滝という湧き水の流れる滝がありました。

ここで写真を撮りながら少し休憩です、よく見るとペットボトルがたくさん置いてあり
立札には「ここの水を汲ん山頂に運んで下さい」とメッセージが書かれていました。
山頂トイレに使う水が不足しがちなので、登山者に運んで欲しい、という事の様です。

休憩で息が整ったので、さらに森の中を進んでいくと山頂まであと50分というところに『大杉の広場』という少し開けた場所に休憩用のベンチがあり、10名くらいの団体さんが休憩中でした。

残雪と山頂神社

大杉の広場から山頂まではおよそ50分です。

武甲山の山道には各所に『丁目石』という物が設置されています。
登山口一丁目~山頂五十二丁目まで、2~3分毎に見つけることができます。

四十丁目あたりから残雪が多く残っており、登山靴が滑り始めたのでスパイクとスパッツをつけます。
多くの登山者もこのあたりから滑り止めを装着していました。

頂上付近でようやく杉林を抜け、明るい陽射しを感じることができます。
山頂到着後すぐに、大きな鳥居と『御嶽神社』が鎮座されていました。
ここまでの無事と下山時の安全を祈願して、その先の展望台へと進みます。


武甲山山頂から一望できる秩父の街並み

山頂の展望台からの眺めは素晴らしく、ここまで何も景色が見えなく暗く寂しい山道とのギャップの大きさに感慨深い思いがします。

そこが人気の秘密なのかもしれません。
下からのかっこいい景観と上からの素晴らしい眺望が、この山のすばらしさを物語っています。
食事をしながら、しばし山頂を楽しみます。

明るい広葉樹の森から、スリリングなトラバース道で下山

山頂で食事休憩を20分程とり、下山準備をします。
登ってきた道とは違う周回ルートでの下山です。

明るく気持ちよい広葉樹の登山道を駆け下りていきます。
登りルートより直線的で傾斜がきつい!
こちらから登ってくる登山者とも多くすれ違いましたが、皆大変そうでした。

20分ほど歩くと又杉林の中へ。
ここからはトラバース道を下っていきますが、残雪が残り凍り付いた道は滑りやすく、慎重にすすんでいきます。
登ってきた道と合流し、一の鳥居登山口へと無事下山することができました。

歩き終わって

コースのほとんどが杉林の中で景色は見えませんが、登山道やトイレはよく整備されています。
今回は冬登山でしたが、新緑・紅葉の季節には気持ちよく散策できそうです。
四季を通じて初心者でも安心して登れるハイキングコースだと思います。

行動時間 4時間57分  歩行距離11.5km  標高差上り1105m・下り1107m

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