ロープウェイ利用で日帰りできる絶景の百名山 『谷川岳』コースタイム往復6時間
2023年5月 群馬県と新潟県の県境に連なる谷川連峰の一座、『谷川岳』(たにがわだけ)に登った登山記録です。
登山概要
谷川岳(たにがわだけ)は群馬県と新潟県の県境にある谷川連峰のほぼ中央に位置し、山頂は『トマの耳』『オキの耳』と呼ばれる2つのピークを持つ双耳峰です。
標高はトマの耳が1963m・オキの耳が1977mですが、三角点はトマの耳に設置されています。
山頂からは、上越国境の山々を前景に360度のパノラマ絶景を望むことができます。
遭難事故が多いことでも知られる谷川岳ですが、今回の天神尾根コースはロープウェイを利用して登る入門者向けコースです。
詳しくは谷川岳インフォメーションセンターのホームページでもご覧いただけます。
交通アクセス
🚗マイカー利用
関越自動車道「水上IC」から国道291号線を進み、湯檜曽温泉郷・土合駅を通過して谷川岳ロープウェイ駐車場へ
🚊公共交通機関利用
JR上越線「土合駅」で下車→関越交通バスでロープウェイ駅まで約7分(徒歩25分)
JR上越新幹線「上毛高原駅」下車→関越交通バスでロープウェイ駅まで約50分
- 駐 車 場
谷川岳ロープウェイ駐車場₍有料₎ 駐車料金¥500/日 - 登山コース
天神平→熊穴沢避難小屋→肩の小屋→谷川岳₍トマの耳₎→オキノ耳→天神平 - 行動時間
往復 約6時間 - トイレ
ロープウェイ駅・肩の小屋に有り
登山記録(動画)
登山記録
駐車場からロープウェイで天神平駅へ
2023年5月5日 天候晴れ
自宅のある群馬県高崎市より車で約1時間半、谷川岳ロープウェイ駐車場に到着。
AM7:00 広い立体駐車場に入ると未だ人影は少なく、ひっそりとしています。
駐車場で身支度を整え、フロントのある6階までエレベーターで上がり、チケット売り場へ
●ロープウェイチケット料金
大人₍往復)¥3,000/人
子供₍往復)¥1,500/人
●ロープウェイ稼働時間
4月~11月
8:00~17:00(土日は7:00~17:00)
12月~3月
8:30~16:30
天神平駅までは標高差570m、所要時間約10分の空中散歩です。
天神平駅から『熊穴沢避難小屋』へ
天神平駅周辺にはまだ残雪が多く、肌寒さも感じます。
これから向う谷川岳本峰や朝日岳、白毛門などの雄大な山並みが目前に広がります。
天神尾根登山口から山道を進むと、すぐに滑りやすい残雪に足を取られ思うように進めず、
持ってきたアイゼン₍今回は10本爪₎を装着し歩き進みます。
残雪が多い時期なので、整備させているはずの木道も隠れ、危険を感じる場所もあります。
天神尾根道と合流し尾根道を進むと熊穴沢避難小屋に到着です。
登山口から約40分程度です。
岩場の急登を進み『肩の小屋』へ
熊穴沢避難小屋で少しの休憩を取り、出発します。
ここまではアップダウンしながら、標高差の少ない登山道でしたが、ここからは急登が続く鎖の付いた岩場やガレ場となっています。
岩場・鎖ばをしばらく進むと『天狗の留まり場』という場所に到着します。
この辺りは森林限界となり、眼下には雄大な景色が広がります。
ここから肩の小屋までは、残雪の斜面をひたすら登っていきます
目前にこれから登る雪山が立ちはだかります。
雪の無い時期には木階段が設置されていますが、今はその姿はありません。
再びアイゼンを装着し、雪道を慎重に登っていきます。
ここを登るといよいよ肩の小屋に到着です。
穴熊沢避難小屋からは約1時間程度でした。
肩の小屋内は売店も営業しており、外にはトイレなどもありました。
トマの耳・オキの耳へ
肩の小屋で一休みして、いよいよ目指す山頂へ!
しばらく木階段を登り進むと、最初の頂上である『トマの耳』が見えてきます。
岩場を少し歩きトマの耳に到着です。
トマの耳の景色を堪能し、今回の目指す山頂『オキの耳』へむかいます。
一度下り、登り上げた先にその姿が見えています。
ゴツゴツとした岩場を下り、尾根沿いに登り返すとオキの耳に到着です。
オキの耳からは360度のパノラマ絶景が広がり、残雪の残る山々が美しく感動します。
オキの耳から見たトマの耳
山頂からの景色を堪能しながら、お昼ご飯を食べて下山準備となります。
今回の登山は朝から天気も良く、絶景を楽しめる登山となりました。
残雪は水分を含み滑りやすく、歩きづらい道でしたが、気持ちよく雪歩きができ
とても充実した登山でした。
帰りは来た道をピストンにてもどります。