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山歩き

『群馬県で鎖場体験』おすすめの日帰り登山コース、岩櫃山(コースタイム約3時間)

『群馬県で鎖場体験』おすすめの日帰り登山コース、岩櫃山(コースタイム約3時間)

2022年3月 群馬県の岩櫃山(いわびつやま)へ山歩きに行った登山記録です。
山頂付近では変化に富む数々の鎖場体験ができます。

登山概要

岩櫃山は群馬県東吾妻町にそびえたつ、当町のシンボル的な岩山です。

標高802.6m、山の中腹(東側)には、武将真田幸村もその幼少期を過ごした『岩櫃城』の跡地(令和元年10月16日国指定史跡に指定)があります。

歴史散策に訪れる人も多い人気の山です。

登山口は、西側に古谷登山口、東側に平沢登山口の2か所があり、共に駐車場とトイレが無料で完備されています。

最寄り駅はJR吾妻線・郷原駅から古谷登山口まで徒歩約20分、原町駅から平沢登山口まで徒歩約40分と駅からのアクセスも良い山です。

登山コースは急斜面や鎖場が多く、特に密岩通りコースは中・上級者向けとなっています。

岩櫃山について詳しくは、『東吾妻町ホームページ』にて

交通アクセス

🚉公共交通機関利用  ・JR吾妻線郷原駅下車宇→古谷登山口まで徒歩15分 ・JR吾妻線群馬原町駅下車→平沢登山口まで徒歩35分

🚙マイカー  関越自動車道/渋川伊香保ICから国道17号→国道353・145を進み、JR郷原駅手前の路地を右折、踏切を渡り左折、その後は登山口案内看板に従い狭い道を進み古谷登山口へ(渋川伊香保ICより約45分)

駐車場    古谷登山口駐車場(無料)

登山ルート  古谷登山口→密岩通り→岩櫃山→岩櫃城本丸址→平沢登山口→真田道

所要時間   約3時間(周回)

トイレ    古谷登山口駐車場にあり(無料)

登山記録

密岩登山口から山の中へ

当日朝、迷いながらも朝8時に駐車場に到着。
古谷登山口駐車場付近は道幅も狭く、車同士のすれ違いも困難な場所もあり注意が必要です。
15台ほど停められそうな駐車場には、登山者と思われる車が1台だけ停まっています。

天気は晴れ、風もなく穏やかな絶好の登山日和です。
駐車場からは、これから登る山が眼前に広がり、ワクワクしながら登山靴を履き準備。
トイレをお借りして、歩き出します。

民家沿いの車道を5分ほど歩くと、密岩登山口に着きます。
少し手前の民家の角に登山用の杖が『自由に使ってください』とたくさん置いてありました。地元の人の気遣いに感謝しながら、いよいよ山の中へ。


古谷登山口駐車場から見える岩櫃山


きれいなトイレで、気持ちよく使わせていただきました。
ありがとうございました。


登山杖がたくさん。


密岩通り登山口よりここから山の中へ

密岩通りから尾根鞍部

山道に入るとすぐに急斜面が始まり、杉林の斜面をひたすら登っていきいます。
時々振り返る景色からも、急速に標高が増していることがわかります。

しばらく歩き息も絶え絶えになった頃に5合目の表示、密岩通り付近へ着きます。
ここからは岩場も多くなり、斜面はさらに角度を増していきます。
鎖も出てきましたが、足場もしっかりしているので、ここでは必要なく登って行けます。

そして尾根にでました。6合目の尾根鞍部です。

岩櫃山山頂(くさり場あり)

尾根まで上がり少し視界が開けてきます。
ここから山頂まではやせ尾根と急傾斜の連続です。

七号目にある『天狗のかけ橋』は現在通れないようなので、山頂までの迂回路を進みます。
5~6m程の鎖場を登り、山頂隣の8合目へ、9合目にある『鷹の巣岩陰遺跡』を通過していよいよ山頂へと続く鎖場へやってきました。
今日は私以外の登山者が見当たらないので、特に躊躇せずに登っていきます。

鎖とはしごを登り、ついに山頂へ到着!
塔のように切り立った山頂では、遮るものも無く360°の大パノラマが広がります。

麓の家屋や朝の登山口(私の車)も小さく見えています。
朝見た駐車場からの山頂を思い出し、反対側からの眺めに感動!


天狗のかけ橋へは行けなくなっていました。


迂回路を進みます。


山頂手前8合目の鎖場


『鷹の巣岩陰遺跡』弥生時代の墓、人骨やツボなどが発見されたそうです。
こんな山の上になぜ??


9合目の鎖場


山頂まで最後の鎖場です。


岩櫃山山頂


麓の集落や朝の駐車場が見えます。



真っ白な谷川岳が見えます。

岩櫃城本丸址

山頂で少し休憩をした後は、周回ルートで岩櫃城跡を目指します。

鎖場は下りる方が大変なので、慎重に足を進めて下りていきます。
少し下ると先ほどの山頂が見える場所があり、振り返るとその険しさを実感!

下りは平沢登山口のルートとなり、鎖場は少なく緩やかな山道が続いていきます。
沢を下っていくと、『天狗の蹴上岩』といわれる、大きな岩が上の方で挟まっている不思議な光景を目にします。

いくつかの分岐を経て尾根道へ、さらに進むと広い場所にでます。
岩櫃城跡地です、岩櫃城は河ドラマ「真田丸」に登場したことで有名となり、散策に訪れる人が増えているようです。


岩櫃山山頂までの鎖場が良く見えます。


沢を下っていきます。平沢登山口から6合目の場所です。
一本槍という尖った岩が見えます。


天狗の蹴上げ岩


緩やかな尾根道を進みます。


岩櫃城本丸址

平沢登山口から真田道

岩櫃城跡から15分ほどで、登り口と反対側の平沢登山口にでます。
平沢登山口にも無料駐車場、トイレが完備されています。
岩櫃城跡地に近いこちら側のほうが、駐車場も広く観光案内所などもありました。
岩櫃神社にお参りをして、真田道を通り古谷駐車場へ戻り今回の山歩きは終了です。

平沢登山口、売店とトイレ


岩櫃神社

歩き終わって

麓からみるゴツゴツとした岩山にふさわしく、急斜面や鎖場を楽しめる登山でした。
その反面、急斜面対応の装備(ヘルメット等)や三点確保の技術の習得などは、準備しておいたほうが良いと思われる山でもありました。
山頂からの絶景、迫力のある岩々、史跡散策など見所満載の楽しい山歩きができました。

行動時間 3時間17分 歩行距離5.8km 標高差上り502m・下り502m

 

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